- コンパクトカーは燃費が良く、小回りがきき、万人の用途に合うことが人気の理由
- ハッチバック系とトールワゴン系の2種類がある
- 人気8種の紹介
燃費が良く小回りがきくコンパクトカーは、日本の若者、ファミリー層、シニアまで世代を問わず人気があります。現在国産車で買うことができるコンパクトカーは全18車種。全高が1550mm以内で立体駐車場にも入るハッチバック系と、軽自動車のスーパーハイトワゴンの流れを汲む背の高いトールワゴン系の2種類に分けることができます。
ハッチバック VS トールワゴン
ハッチバックとは跳ね上げ式のバックドアがある車を定義し、日本市場では1970年代以降主流となっています。一方、現在人気上昇のトールワゴンは軽自動車のスーパーハイトワゴンの流れを汲んで、背が高く、室内が広いのが特徴です。
ハッチバックタイプ
毎日の買い物や子供の送り迎えなど、主に街中を走ることが目的であれば、コンパクトなボディで小回りのきくハッチバックタイプがおすすめです。通勤に使うのであれば、シンプルなデザインでゆったりとした運転席とレッグルームを選ぶといいですね。以下、人気ハッチバックタイプを紹介します。
1. ホンダフィット
現行型のホンダ フィットは、2020年2月に発売された4代目です。 コンパクトカーとは思えない室内空間や高い機能性に加え、優れた走行性能を継承しています。特に後席の収納やシートアレンジの多彩さは秀逸です。非常に燃費の良いエンジンと滑らかな乗り心地という点でもトップクラスです。価格は155万円〜となっています。1
2. トヨタヤリス
トヨタヤリスは、最新技術やシステムを多数搭載し、低燃費かつ軽量でコンパクトな車です。交差点右折時の対向車や歩行者を検知する機能が搭載され、より安全性の高い運転を実現しました。更に発進用のギアが追加され一層走行がスムーズに。ハイブリッドは世界トップクラスの低燃費を実現しており、価格は139万円~とお手頃感もあります。2
3. スズキスイフト
スタイリッシュなデザインと軽量ボディを活かした軽快な走りで人気を集めています。2016年のフルモデルチェンジにより、運転中の臨場感が高まるような速度計やメーターが設定され、更に2020年のマイナーチェンジでは全車速対応ACCなど運転支援機能がアップデートされました。価格は153万円〜となっています。3
4. ホンダe
キュートなボディに未来感あふれるインテリア等、ハイテク感が満載です。電気自動車は遠出でなく街中で使うのがベスト、というホンダのポリシーに忠実な車です。航続距離は260kmと短いのですが、日常の通勤や買い物で使うならこれで十分かもしれません。走りも完成度が高く、小回り性能も抜群。とはいえ450万円以上のお値段をどう考えるでしょうか?4
5. マツダ2
2019年にデミオから名称を変更したマツダ2。コンパクトカーながら高級感のある内外装を持つ個性的な車です。度重なる改良、そして新エンジンのおかげもあって軽快な質の高い走りを向上。乗り心地も良く、静粛性も流良好です。価格は150万円〜。5
6. 日産ノート
2020年から発売されている現行モデルは3代目にあたり、エンジンを発電専用、走行をモーターのみでおこなうハイブリッドシステム「第2世代e-POWER」を採用。その他「全方位運転支援システム」や運転操作支援機能も装備され、ハイブリッドの割には202万円〜と価格が安いことも魅力です。6
トールワゴンタイプ
軽自動車のトールワゴンやスーパーハイトワゴンの流れを汲む、背の高いコンパクトカーです。小さなボディで多彩なシートアレンジができる、最大限の室内空間を実現するこのタイプは人気上昇中です。 ここでは最も人気の高い2種を紹介します。
1. スズキソリオ/三菱デリカD:2
デリカD:2はスズキソリオのOEMで、中身は全く同じ、外観もエンブレムの相違しかありません。一番の特徴は非常に広い室内空間とリアスライドドアの採用による高い利便性です。コンパクトでありながらも、大人4人が余裕を持って乗ることができ、頭上空間も余裕があります。2019年に先進安全装備もアップデートされました。価格はスズキソリオが158万円〜7、デリカD:2が188万円〜です。8
2. トヨタルーミー/ダイハツトール/スバルジャスティ
トールがオリジナルの車種となり、ルーミーやジャスティはダイハツからのOEMです。エクステリアデザインはほとんど違いがありませんが、ナビゲーションの通信機能、安全機能が異なるなどの違いがあります。価格はそれぞれトヨタルーミーが、155万円〜、ダイハツトールも155万円〜、スバルジャスティが196万円〜です。
ハイブリッドを選ぶ理由
最後にハイブリッド車かガソリン車か迷っている方にアドバイスです。多くの車種でガソリンエンジン車よりもハイブリッドのほうが、トータルでのパワー&トルクも上位に位置づけられているため、大人数で乗る、長距離移動をする、といった人はハイブリッドを選ぶことをお勧めします。また車を5年で買い替えるような人は、ハイブリッドのほうがリセールバリューが高いため、初期投資さえクリアすれば損をすることはないでしょう。